40代半ばから本気で将来のためにお金について考え始めた私。
しかしなにから手を付けてよいのかわからず、まずは書籍にて全体像を学ぶと、投資初心者はまず「日本国債」とのこと。
お金を安全に運用する最善の方法は。。。
◆お金を安全に持っておく最善の方法は??
現在大手銀行の定期預金の金利が大体0.01%ぐらいです。銀行に預けていてもどうにもならない低金利時代。
そんな低金利しかつかない銀行に預けておくくらいなら、もう少し利率の良い方法でお金を預けたほうがよいというのです。
それが日本国債です。
◆定期預金するなら日本国債
なけなしの貯金を安全に持っておきたいということならば日本国債がおすすめです。
日本国債は国の債権。これを買うと国にお金を貸したことになるのです。
そのなかでも個人向け国債を買うといいそうです。1年経てば解約しても元本割れしないし国が保証しているので銀行よりも安全。個人向け国債は元本保証があるし、1年経てば解約しても元本割れしないという安全な資産運用先なのです 。
変動金利型10年満期というタイプの日本国債は利回りが0.05%、メガバンクの定期預金が大体0.01%ぐらい。明らかに銀行の定期預金よりお得で安全です。そして個人向けの日本国債は減らないのです。
それでも日本は借金大国なので危ないのでは?という疑問もありますがどうなのでしょうか。
◆日本経済はやばいのか
日本国債いわば日本の借金。そんなものを買って大丈夫なのかという疑問が生まれます。
日本は借金まみれで1000兆円の借金を背負っています。そんな状態で国は破綻しないのでしょうか。
ちょっと前のギリシャ破綻のニュースが気にかかりますが、実は破綻はしていないそうです。あのギリシャでさえ破綻しそうになっただけなのです。
国債というのは財政破綻とか戦争に負けるとか、とてつもなく悪いことが起きるという、まず起きることのないリスクを負う代わりに少しの利息を上げるよというものなのだそうです。
ですから政情不安な新興国の国債は安全ではないと言えます。
日本国債の買い手は、ほとんどが日本国民。もし日本が国債の借金を返せなくなったらお金をたくさん刷って国民に返せばいいという考えで乗り切れるそうです!!
日本国債が絶対安全だとは言えないけれども日本経済が破綻するのはかなり可能性が低いと言えそうです。
銀行と国どっちが先に潰れるか?と言ったら国よりもそりゃ銀行が先ですよね。
・日本は多額の借金をしているが国の財政が破綻する可能性は極めて低い
・財政破綻などのニュースに動揺して怪しい金融商品に手を出さないようにする
◆日本国債の買い方
お金を正しく運用したかったら銀行には近づくなと著者は言います。
銀行の窓口では金融商品を買ってはいけないそうです。え?銀行って安全で清く正しい商品を提供してくれるんじゃないの?そう思ってしまいます。
しかし銀行の無料相談窓口にいる人は羊の皮をかぶった狼!なのだそう。
「日本は巨額の借金をしているのに日本国債でいいんですか?」と不安を煽って銀行が儲かりやすい投資信託とか保険をすすめてくるようです。
要するに「客が得するもの」じゃなくて「銀行が得するもの」を売ろうとするのだそうです。おーこわ。まぁ銀行も商売ですもんね。
当たり前といえば当たり前。銀行も商売をしているだけなんですね。
・銀行には個人向け国債以外買うに値する金融商品になんてない。
・ネット証券を利用する。
◆日本国債の種類
個人向け国債は3種類。
・固定金利型3年満期
・固定金利型5年満期
・変動金利型10年満期
個人が買うべきは「個人向け国債の変動10年型」一択。
なぜか?変動10年型の金利は長期金利に連動していて下限が0.05%と決まっているのだそうです。
つまり長期金利が上がれば、国債の金利も上昇し、長期金利が下がっても0.05%以下にはならないという、今のような銀行の金利がほぼゼロの時は総体的に得をします。
将来金利が変動したときにも対応している変動10年型を選ぶのがベスト!
個人向け国債は最初の1年はおろせませんが、それ以降は過去1年分(2回分)の金利を払えば換金できます。
すべての金融商品は中でベストとは言えないまでも、お金を安全に運用したい場合は一番の選択肢かもしれません。
さっそく銀行に寝かせてあるなけなしの貯金を「日本国債」にうつしてみたくなりました。
そのためにはどうすればいいのでしょうか。まずはネット証券に口座を開設すべし!のようです。
◆ネット証券の選び方
数あるネット証券会社からどこを選べばいいのか?
商品ラインナップの多い少ないで選べばいいようです。あとは手数料の安さですが、頻繁に売り買いする株のデイトレなどをしない限りそれもあまり気にしなくて良いようです。
著者の山崎元さんが楽天証券にお勤めということで、私は楽天証券に口座開設して、まずは手をつけやすい「日本国債」から投資と貯金を開始してみたいと思います。